ハン首相は14日、政府ソウル庁舎でイテウォン(梨泰院)事故中央災難(災害)安全対策本部会議を開き、「梨泰院惨事で昨日もう一人亡くなった」とし、「きょうは先週金曜日に残念ながら脳死判定を受け、他の方々に臓器提供して旅立ったある青年の出棺日」と伝えた。
ハン首相は「政府は2度とこのような不幸な事故が発生しないよう、特段の対策を用意する」として「今週から国家安全システム改編汎政府TF、警察大革新TFなどを通じて、主要改善方案が本格議論される」と述べた。
続けて「関連の専門家などの意見はもちろん、国民も参加できるようにする」とし「関係部署は『安全申聞鼓』などを通じて、国民が安全対策に対する意見を自由に提示できる窓口を早急に用意してほしい」と強調した。
また、ハン首相は「明日から来年3月中旬までは『冬の自然災害対策期間』」とし「気象庁はことしの冬の天候と降雨量が平年並みだと展望しているが、8月の集中豪雨で経験したように気候変動などによる不確実性は次第に大きくなっている」と説明。彼は続けて「行政安全部(部は省に相当)を中心に関係機関と地方自治体は大雪など自然災難はもちろん、火災や山火事などに対しても24時間状況管理と非常対応に徹底を期してほしい」と付け加えた。
さらにハン首相は「今週木曜日には全国で50万人余りが参加する大学修学能力試験(日本でいう大学入学共通テスト)が行われる」とし「教育部、福祉部、疾病庁、警察庁など関係期間は受験生らが安全な環境で試験に臨めるよう、新型コロナウイルス防疫に最善を尽くしてほしい」と頼んだ。
ハン首相は「特に試験終了後、多くの人員が集まる可能性がある地域に対しては、自治体・商人団体などと協力して事前安全管理計画を点検し、過度だと思う程度の予察活動も実施してほしい」と付け加えた。
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