韓国のキム・ソンハン(金聖翰)国家安保室長は同日午後、プノンペンのプレスルームで会見し、「尹大統領は同日午前、ASEANプラス3(日中韓)首脳会議場で、李首相と歓談した」と述べた。
尹大統領は同日午前、同首脳会議に出席し、岸田首相や李首相と、アセアンと3国の協力方案を協議。3国の首脳が向かい合ったのは2019年12月に開かれた中国での日中韓脳会議以降初めてだ。
韓国の大統領室では「尹大統領と李首相は会議場の控室で会って歓談。尹大統領は相互尊重や互恵原則に基づいた両国関係の発展に期待感を表わし、北朝鮮の核問題に関する意見も交わした」と説明した。
続いて「李首相は朝鮮半島の非核化のために、中国が建設的な役割を果たしていくという意思表明をした」と付け加えた。
また「尹大統領は、北朝鮮が前例のないほど、頻繁に挑発してくることを憂慮すると表明。それについて李首相は、中国が朝鮮半島の非核化の必要性、非核化に向けた中国の建設的役割について意見を表明したと聞いている」と伝えた。
尹大統領が「韓・ASEAN首脳会議」で初めて公開した「韓国版インド・太平洋戦略」について、中国側の反応を問う質問には「(尹大統領と李首相は)主に朝鮮半島問題や両国関係に関して意見を交換。韓国の戦略については、まだ中国側から具体的なコメントが出ていない」と述べた。
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