警察庁特別捜査本部(特捜本)は12日、龍山区庁と龍山消防署の職員たちを参考人として呼び、惨事が発生した梨泰院洞のハミルトンホテルの隣の路地に対する安全管理と点検が十分だったかなどを把握した。
特捜本は3日間、龍山区庁‘ハロウィンデーに備えた緊急対策会議’に参加した職員たちと龍山警察署状況室所属関係者などを参考人資格で呼び、強度の高い調査を続けていると聯合ニュースが報道した。
特捜本は両機関が災難安全法により梨泰院一帯の人波事故の危険要素を事前に点検・管理できなかったのが直接的な惨事原因だと見ている。
また、龍山区庁がハミルトンホテルの不法増築建築物を放置し、人波事故の危険を増大させたかどうかを綿密に調べている。さらに、ハミルトンホテル代表責任者である李某氏(75)と龍山区庁が癒着していたかどうか、龍山区庁と区議会が今年4月、一般飲食店でも音響施設を備え、客が踊れるように許可した条例を制定したため、被害が大きくなった可能性なども捜査対象にしている。
特捜本はソウル交通公社と梨泰院駅が惨事当日の先月29日午後から乗客が地下鉄出口を抜け出せないほど密集していたにもかかわらず、無停車通過をしなかった経緯も調べている。公社と梨泰院駅側が惨事前に警察の無停車通過要請を受けても履行しなかったとすれば‘不作為による職務遺棄’嫌疑を適用できると展望している。
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