韓国裁判所、北朝鮮への送金疑惑でアジア太平洋協会会長に拘束令状を発行(画像提供:wowkorea)
韓国裁判所、北朝鮮への送金疑惑でアジア太平洋協会会長に拘束令状を発行(画像提供:wowkorea)
韓国の「サンバンウル」グループと共に巨額の米ドルを密かに運び出し、これを北朝鮮側に渡した疑惑が持たれている「アジア太平洋平和交流協会(以下、アジア太平洋協会)」のアン某会長に対して、韓国の裁判所が拘束令状を発行した。

 スウォン(水原)地裁のキム・ギョンロク(金京緑)令状専担判事は11日、外国為替取引法違反や証拠隠滅教唆などの疑いがかけられているアン氏に対して、拘束前被疑者尋問(令状実質審査)を開き、拘束令状を発行した。

 アン氏は2019年1月、サンバンウルグループが職員数十人を動員して、約200万ドルを中国に運んだ際に、関与した疑いがかけられている。

 検察は「北朝鮮の関係者に資金が無事に渡された」という内容のメモをアン氏に渡したという、関係者の供述などを確保している。

 アン氏は密搬出した資金の中で、同協会が用意した50万ドルを北朝鮮側に渡す見返りに、北朝鮮から数十点の絵画を受け取ったことが分かった。検察は50万ドルの出所も確認中だ。
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