尹大統領はこの日の午前、キョンギド(京畿道)ソンナム(城南)空港を通じて専用機でカンボジアに向けて出国、4泊6日の日程で多国間外交を展開する。尹大統領はこの日の午後、カンボジア到着直後からあわただしい外交日程に突入する。
まずは「韓-ASEAN首脳会議」に出席し、尹政府の新たなASEAN政策である「韓・ASEAN連帯構想」を発表する予定である。
12日には「ASEAN+3(日中韓)首脳会議」が予定されている。この会議には尹大統領の他に、岸田文雄首相と李克強(り・こっきょう)首相が出席する。日中韓の首脳が一堂に会するのは、2019年12月以降2年10か月ぶりである。
つづいて尹大統領は、ASEANの議長国であるカンボジア主催の夕食会に出席する予定である。
13日には「東アジア首脳会議(EAS)」と「日米韓首脳会議」が開かれる。EASは、東アジア域内における主要安保懸案を話し合う戦略的性格のフォーラムである。尹大統領はこの席で、地域的・国際的問題に対する韓国の基本的立場を説明し、自由・平和・繁栄に対する韓国の積極的な貢献の意志を強調する計画である。
日米韓首脳会談は、去る6月末にスペインで開かれたNATO(北大西洋条約機構)首脳会議以降、約5か月ぶりの開催となる。この会議では、最近の北朝鮮による核・ミサイル挑発の水位が高まっている中、北朝鮮の挑発に対する協力強化方案の論議に焦点を合わせるものとみられる。
韓国大統領室は、尹大統領とジョー・バイデン米大統領による「米韓首脳会談」開催の事実を明らかにした。ただ、具体的な日程と場所はまだ公開されていない。バイデン大統領との首脳会談は、去る5月21日にソウルで開催されて以降6か月ぶりである。
一方、日本メディアが有力に報じている「日韓首脳会談」の開催は、調整中であることが伝えられている。
尹大統領はその後「G20首脳会議」が行なわれるインドネシアのバリに移動する予定である。
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