タバコではなく677台の車を燃やした業者職員らに「禁錮刑」宣告=韓国(画像提供:wowkorea)
タバコではなく677台の車を燃やした業者職員らに「禁錮刑」宣告=韓国(画像提供:wowkorea)
マンションの地下駐車場でスチーム機械のガスバルブを閉めないままライターに火をつけて、爆発火災を起こした出張洗車業者の職員らに禁錮刑が求刑された。

検察は9日、テジョン(大田)高裁で開かれた控訴審の結審公判で、業務上過失爆発性物破裂などの疑いで起訴された出張洗車業者職員A氏(31)に禁錮3年、代表B氏(34)に禁錮2年をそれぞれ求刑した。

また、火災発生直後に作動した警報を誤作動と判断して中断させた疑いで、ともに裁判にかけられたマンション管理事務所職員のC氏(62)には懲役2年、管理事務所の人材派遣業者には罰金2,000万ウォン(約210万円)を求刑した。

これに先立ち、第一審はA氏に禁錮1年6か月、洗車業者代表と管理事務所職員にはそれぞれ禁錮と懲役刑の執行猶予を宣告した。これらに対する控訴審の宣告は25日に下される予定だ。

一方、この日の火災で、駐車していた677台の自動車が焼け焦げになった。また、駐車場も敷地内の1万9211平方メートルにわたってすすに覆われる被害を受けた。

当時、被害車両のうち400台余りが自動車保険会社に被害届を提出したことが分かった。このうち、170台余りの外車が含まれている。

保険業界が推算した被害損害額は43億ウォン(約4億6,000万円)余りにのぼる。この火災で住民14人が煙を吸い込んで病院で治療を受けた。
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