与党の報道官はこの日、論評を通じて「ムン議員のメッセージを通して、犠牲者を利用し政治的利益を得ようとする民主党のあくどい本音が露わとなった」と伝えた。
つづけて「単に拒否の旨を伝えたムン議員の釈明で済むことではない」とし「ムン議員はテレグラムのメッセージ全体を公開しなければならない」と語った。
この報道官は「犠牲者と遺族を政治的に利用するという計画は誰が立てたのか。メッセージを送った人は誰なのか。民主党内の誰がこのようなメッセージを受け取りどのような返信をしたのか、直ちに公開せよ」とし「表では哀悼するふりをし、裏では歓呼している民主党の残忍な二重性に対し、国民が直接判断するだろう」と語った。
つづけて「犠牲者の名簿と写真ではなく、民主党の醜悪な素顔がメディアの全面を埋め尽くさなければならない」と付け加えた。
前日、国会で開かれた行政安全委員会の懸案質疑に出席したムン議員は、同党のシンクタンク“民主研究院”の副院長A氏から受け取ったテレグラムのメッセージを確認する様子がメディアのカメラに捉えられた。
公開されたメールの内容によると、A氏はムン議員に「梨泰院惨事の哀悼期間が終わったのにもかかわらず、犠牲者全員の名簿や写真・プロフィール・やるせない情況が公開されていない」とし「捜査中という理由で政府とソウル市が名簿の公開を拒んでいるが、意図的に縮小・隠蔽しようと試みている」とメールした。
また「遺族と接触するなどあらゆる手段・方法を動員してでも、犠牲者全員の名簿・写真・プロフィールを確保して、党次元の発表とともに追悼の場を設けることが急がれる」とつづられていた。
このようなメールの内容が物議を醸したことでムン議員は、記者たちにメールを通じて「このメッセージは(A氏)個人の意見であり、私はテレグラムのメッセージに関して拒否の旨をはっきりと伝えている」と釈明した。
Copyright(C) herald wowkorea.jp 96