ハン首相は同日、政府ソウル庁舎で開かれた閣議で、最近の北朝鮮のミサイル挑発について、「これは朝鮮半島の平和と安定を深刻に脅かす行為だ」と批判し、このように述べた。
梨泰院事故の哀悼期間中の挑発という点で「人倫と人道主義に反する」と批判したハン首相は、「政府は韓国社会を揺さぶろうとする北朝鮮のいかなる試みも容認しない」とし、「国防部(部は日本の省に相当)、行政安全部など関係省庁は、北朝鮮のさらなる挑発などあらゆる可能性に備えて、状況管理に万全を期してほしい」と指示した。
続けて「先週、ウルルンド(鬱陵島)付近の海上に北朝鮮の弾道ミサイルが発射された際、空襲警報後の避難措置が多少不十分だったという指摘があった」とし「行政安全部は地方自治体と緊密に協力し、非常状況に備えた国民行動要領と対応体系を再点検し、必要な部分は早急に改善してほしい」と注文した。
また、各省庁は公職綱紀管理および非常報告体系を点検することも要請した。
ハン首相は「災難管理の重要な原則は『徹底した事前予防』」とし「政府は今回の事故を機に、われわれ社会の至るところの安全危害要因をひとつひとつ確認し、安全対策に隙間はないか、有事の際に効果的に作動できるか、災難管理システムを原点から点検し、根本的に改善する」と述べた。
続けて、火災と冬季の安全事故、チョッパン村(貧困地域)や不特定多数が利用する施設など火災脆弱(ぜいじゃく)施設の事前点検、乾燥した天気による山火事発生危険点検なども強調した。
ハン首相は「梨泰院で事故が発生してからきょうで11日が過ぎる。国民の皆さまの生命と安全を十分に守れなかったことに大きな責任を感じる」とし「二度とこのような悲劇が発生しないよう徹底した原因と責任究明、そして再発防止対策準備に最善を尽くす」と再度強調した。
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