キム・ヒョンジョン の最新ニュースまとめ
パクさんは7日、CBSラジオ「キム・ヒョンジョンのニュースショー」のインタビューで、体の状態について「回復しているがトラウマが少しある。寝ている最中に叫んでベッドから落ちたりもした」と答えた。
また「閉じ込められて9日目、救助される直前に坑口のヘッドランプのバッテリーが残っている時に回ってみようと思って、上がっていく途中でヘッドランプがチカチカし始めた。その時から不安が押し寄せた。戻って一緒にいた仲間に『もう希望はない』と初めて言った。全てが崩れそうだった」と救助直前に希望を失っていた状況について説明。
続けて「そう話して20分も経たないうちに『発破』と叫ぶ声が大きくはないが聞こえた。本当に人の声なのかと思って、仲間に聞いたら何も聞こえないと言われた。何日か前から人の足音や人の話し声など幻聴のようなものが聞こえていた」と思い返した。
また「発破という声を聞いたので、一旦下がろうと思ってヘルメットをかぶって10メートルほど後退しているとパンッと音がして明かりが見えた。『ああ、助かったんだ』と思っていると、『先輩』と呼びながらかけてくる若い作業員と抱き合って、座り込んで泣いてしまった」と明かした。
一番つらかったことは「空腹」だったという。パクさんは「寒さは事前に準備をしておいた資材のおかげで避けられたが、食べるものがなかった。持ってきた水は無くなって、探していたら岩壁の間からポタポタ落ちるところがあったので、水筒を置いて水をためた。お腹が空いているから口に入れるものが水しかないのでただ水を入れていた。私は大丈夫だったが、一緒にいた仲間はずっと吐いていた」と語った。
番組進行者は「みんなが救助をあきらめたらどうしようと思わなかったか」と聞くと、パクさんは「一度も思わなかった。作業員は他の職種よりも仲間愛がとても強い。何もない人たちが集まって生きる組織なので、人間臭さが嫌になるほど切れない人間愛がある」と答えた。
続けて「救助されて出て行った瞬間に、私たちをあきらめずにいてくれた多くの仲間が外で本当に大変そうだったのを見て、本当にありがとうと慰めるほどで、涙で前が見えなかった」と振り返った。
パクさんは、退院したらやりたいことについて「鉱山に従事している勤労者たちが遭う事故のうち、予防できるものがかなりある。大統領室の秘書官が病室に来た時に作業員が安全な範囲で働けるようにしてほしいと頼んだが、私もこれからそうなるよう、社会活動に融合して何かをしたい」と他の作業員たちの安全のために働きたいという抱負を語った。
Copyrights(C)wowkorea.jp 5