韓国のハン・ドクス(韓悳洙)首相(画像提供:wowkorea)
韓国のハン・ドクス(韓悳洙)首相(画像提供:wowkorea)
韓国政府は今月10日から1か月間、関係機関と共に地域祝祭やショッピングモール・公演場など大勢の人が集まる場所への「緊急安全点検」を実施する。

ハン・ドクス(韓悳洙)首相は6日、ソウル・イテウォン(梨泰院)ハロウィン転倒事故の後続措置について「今回を機に、すべての安全管理マニュアルを徹底して再点検し、是正が必要な部分は直ちに改善することを願う」と指示した。

ハン首相はこの日の午前、政府ソウル庁舎で開かれた中央災難安全対策本部会議で「政府は正確な原因究明と真相確認のための調査を迅速に行なうと同時に、安全事故予防のための制度改善方案も本格的に検討していく」と語った。

ハン首相は「政府と地方自治体の最優先課題は、国民の安全な日常を完全に守ることだ」とし「すべての多衆集会に対し予防的な安全計画を立て、その計画に対する適切な検証が徹底して行なわれるよう体系を整えよ」と求めた。

韓国政府は10日から、多衆利用施設などに対する「関係機関合同緊急安全点検」を1か月間実施する。

地域祝祭・多衆利用施設(大型スーパー・百貨店・複合ショッピングモールなど)・公演場・競技場・農水産卸市場・在来市場・学校施設・鉱山・沿岸旅客船・旅客ターミナルなどがその対象である。

ソウル市は直ちに、この日の午前から開かれたマラソン大会に対し「安全管理」を強化した。

ハン首相は「7日にユン・ソギョル(尹錫悦)大統領の主宰で “安全システム点検会議”が開かれる」とし「今回を機に、国民の生命と安全を確実に守ることのできる対策を立てるよう意見収集をしていく」と強調した。

また「遺族の痛みとその痛みを共に分かち合った国民の皆さまの気持ちを深く心に刻み、政府は最後まで事故収拾と原因究明・対策づくりに最善を尽くしていく」と付け加えた。

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