当時、韓国軍はKF16戦闘機からスパイス2000誘導爆弾1発、F15K戦闘機からSLAM-ER長距離空対地ミサイル2発の計3発を発射したと発表している。
しかし、最初はスパイス2000を2発発射しようとしたが、爆弾の目標設定に誤りが生じ、2発目が発射できなかった。さらに、F15K1機からSLAM-ERを2発発射する予定だったが、これもミサイル1発しか発射できず、後続の予備機が残りの1発を発射しなければならなかった。韓国軍では、ミサイルは装着の過程で問題が生じたものとみている。
韓国軍はこれだけでなく、最近、兵器などの発射において、さまざまな問題が発生しているという。
今月2日、チュンチョンナムド(忠清南道)ポリョン(保寧)市の射撃場で空軍が開催した「2022年誘導弾射撃大会」では、国産中距離誘導兵器「天宮」1発が飛行中に爆発している。
先月4日には陸軍がさらに深刻な事故を起こした。当時、北朝鮮の中距離弾道ミサイル(IRBM)発射に対応して、韓国軍が発射した「玄武2C」弾道ミサイルが発射直後に問題が発生。発射予定方向と反対の軍部隊内部に落下する事故が発生した。火災にはいたらなかったが、民家や兵営に落ちていたら、大型の人命事故につながる状況だった。
こうした中で、米戦略資産の常時配置を急ぐよう求める声も強くなっている。
韓国世界日報の4日付社説では、北朝鮮に対する対応能力を高め、米戦術資産を常時配置水準にするという政府の発表に対して、「戦術核が配置されないため、北朝鮮が脅威に思うか疑問だ」と指摘した。
同紙は「北朝鮮の最終目標は、緊張の水位を最高潮に引き上げながら、韓国を人質に取って、核保有国と認められるために米国と談判することだ」と説明。米戦略資産の常時配置を急ぐよう求めた。
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