4日、韓国メディア「連合ニュース」によると、前日午前10時ごろ、テジョン(大田)雇用労働庁の監督を受けていた「SPC三立世宗生産センター」で、同社の職員が、監督官が持っていた監督計画書を無断撮影した。
労働省の関係者は「食品製造業社の場合、衛生が重要なだけに監督官が会議室で服を着替える。その後、カバンを置いたまま監督に出た。SPC三立の職員は監督官が監督中に、こっそりと書類を探した」と述べた。
流出した計画書には、SPCグループ系列社に対する大田雇用労働庁の監督日程と監督官編成事項などが含まれていたという。
この職員は社内メッセンジャーなどを通じて、SPC三立本社と他のSPC系列社に、撮影した写真を共有したことが分かった。
大田雇用労働庁は同日午後、このような事実を把握し、該当文書を無断撮影して共有した職員に対し、公務執行妨害の疑惑で警察に申告した。
合わせて産業安全保健法上、監督官の点検妨害があるとして、最大1000万ウォン(約100万円)の過料を賦課する予定だ。
また、SPC側にも厳重に警告する一方、関連者の処罰を要求することにした。監督日程も一部変更する。
SPC系列社の工場では先月15日、キョンギド(京畿道)ピョンテク(平沢)市にあるSPL製パン工場で、20代の労働者がソースかくはん機を使用している途中、機械に挟まれ死亡。それに続き、23日には京畿道ソンナム(城南)市にあるシャニー製パン工場で、40代の労働者が機械に指を挟まれ切断される事故があった。
これについて労働省は、先月28日から持株会社の役割を果たしているパリクロワッサン本社と、SPCグループ20系列社の計64事業場すべてを企画監督している。
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