韓国の合同参謀本部によると、両者は「北朝鮮が11月2日、分断以降初めてNLL以南の韓国領海に近接して弾道ミサイルを発射。続けて11月3日にもICBMを発射したことは、朝鮮半島はもちろん国際社会の平和と安定を損なう重大な挑発行為であり、国連安保理決議に対する明白な違反だ」という共通の意見を共有した。
金氏は「北朝鮮が挑発すればするほど、同盟の連合防衛態勢はさらに強化される。そして必ず代価を払うことになるという事実を北朝鮮に明確に知らしめるべきだ」と強調。これについてウィルズバック氏は、第54回SCMで米韓両国の国防長官が合意した「戦略資産を常時配置水準で展開すること」と関連し、韓国側と緊密に協力していくと述べた。
また、両者は両国が進めている空軍合同演習「ビジラント・ストーム(Vigilant Storm)」についても言及した。「先月31日から行っているビジラント・ストーム訓練は、米韓空軍の戦時連合作戦遂行態勢を実質的に検証し、相互運用性を強化する訓練だ。北朝鮮には戦慄と恐怖を与え、意味と成果のある訓練だった」と自評した。
ウィルズバック氏は、イテウォン(梨泰院)の事故によって悲しみに沈んだ韓国国民に深い哀悼と慰労を伝えたという。金氏は事故現場で多くの命を救った在韓米軍将兵の義理堅い行動に謝意を表し、このような行動が約70年続いてきた「米韓同盟の精神」と述べた。
ウィルズバック氏は、在韓米軍副司令官兼米第7空軍司令官を歴任した代表的な知韓派米軍と知られている。
一方、北朝鮮はビジラント・ストーム訓練の延長に反発し、繰り返し挑発を続けている。同日もスーホイなどの軍用機を大挙飛ばした。北朝鮮の軍用機が残した航跡は180に達している。また、前日は「火星17型」と推定される大陸間弾道ミサイル(ICBM)1発など、計6発の短距離弾道ミサイルを発射した。今月2日には短距離弾道ミサイルや、空対地ミサイルを含む約25発のミサイルを発射している。
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