警察庁が4日に公開したソウルヨンサン(龍山)警察署梨泰院交番112通報受付および処理内訳によると、29日の午後6時から事故が発生した午後10時15分までに受け付けられた112通報は計93件だった。
大規模な人波による圧死の危険性を知らせる112通報11件を含み、残りの82件は犯罪や苦情の申告だった。
内訳を調べた結果、48件はハロウィン祭りなどによる交通渋滞を訴える交通の苦情申告だった。事故現場近くの地下鉄ノクサピョン(緑莎坪)駅では不法撮影とセクハラなどの性犯罪通報も2件受け付けられた。
当時、梨泰院の現場に30人ほどが勤めていたことを考慮すると、事故前の4時間の間に警察官1人当たり3件以上を処理しなければならなかった状況になる。
特に状況が緊迫し始めた午後9時以降、警察に受け付けられた112通報は50件に達した。現場統制のための警察人材配置不足が不実対応につながったという指摘を裏付ける部分である。
一方、警察庁は待機発令中のイ・イムジェ龍山警察署長(総警)が事故当日、梨泰院派出所に到着した時間は午後11時5分という事実を確認した。
イ総警は当日の午後8時30分頃に終了した龍山大統領室周辺の集会現場を管理していたという。警察庁は、イ総警が事故現場に遅れて到着し、報告も遅延した責任があると判断した。
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