サッカーＷ杯　ソウルでの街頭応援実施せず＝雑踏事故受け

【ソウル聯合ニュース】韓国の大韓サッカー協会は４日、ソウル・梨泰院での雑踏事故を受け、今月２０日に開幕するワールドカップ（Ｗ杯）カタール大会の街頭応援を実施しないことを決めたと発表した。 同協会は「梨泰院の惨事（事故）が起きてから１カ月も経たない時期に同じ市内で街頭応援を行うのは国民感情にそぐわないと判断した」とし、「遺族やつらい経験をした多くの方々の慰めになることを願って最終決定を下した」と説明した。　２００２年のＷ杯韓日大会から続いてきた街頭応援は、韓国サッカーファンにとって最大のイベントだ。　以前はスポンサー企業など民間が主導し、１８年のロシア大会からは大韓サッカー協会とソウル市が共催してきたが、今回の事故により２０年の歴史で初めて実施が見送られることになった。