台湾を代表する企業、台湾積体電路製造(TSMC)の工場(資料写真)=(聯合ニュース)
台湾を代表する企業、台湾積体電路製造(TSMC)の工場(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国が台湾との交流窓口として台湾・台北に置いている韓国代表部のトップに、参謀総長を務めた予備役の将官の赴任が有力視されていることが2日、分かった。

 駐台北韓国代表部のトップは外交官か学者が任命されることが多かった。元将官を充てるとすれば異例の人事となる。東アジアの安全保障を巡り台湾の戦略的重要性が高まっているとあって、ことさら目を引く。

 ただ、同代表部の法的地位は在外公館ではない。台湾と民間交流を促進するための非公式の代表機構といえる。

 韓国は1992年に中国と国交を正常化すると同時に台湾とは国交を断絶し、台湾を国として承認していない。「一つの中国」原則の支持を踏まえ、台湾とは非公式に関係を維持している。1993年11月に駐台北韓国代表部が、翌年1月には韓国に台北代表部が設置され、民間交流が再開された。


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