韓国初の宇宙飛行士の選抜プロジェクトが、当初の民間主導から、政府外郭団体の韓国航空宇宙研究院の主導で進められることになる。
 13日の科学技術部によると、宇宙飛行士選抜プロジェクトに関心を示していたMBCと費用問題などを話し合っていたが協議は進展せず、MBCに代わり政府外郭団体の韓国航空宇宙研究院を中心に事業を進めることにした。同院は科学技術部に事業計画書を提出しており、検討作業などを経て事業協定を締結した後、来月中に1回目の宇宙飛行士候補を募集する。来年4月ごろに確定する宇宙飛行士候補者2人は、ロシアの宇宙センターで1年間の訓練を受け、このうち1人が2007年4月か11月ごろに国際宇宙ステーション(ISS)に向けて打ち上げられるロシアのソユーズに搭乗する。

 科学技術部は当初、民間から事業者を選定し、今月中にプロジェクトを開始する方針だったが、MBCとの事前調整と準備作業が不調で、事業推進主体を航空宇宙研究院に変更した。同院はこれまで、宇宙飛行士候補者の選抜基準をまとめるなど、側面でのサポートを続けていた。

 科学技術部は、事業が民間から政府外郭団体主導に変更されるが、日程については大きな変更はないという。航空宇宙研究院はプロジェクトと関連した事前の企画などで相当な水準のノウハウを持っており、事業推進にも問題はないとしている。


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