次世代移動通信技術ワイブロ(携帯インターネット)の来年上半期のサービス実用化を前に、サムスン電子が一般携帯電話型のワイブロ端末機を世界に先駆け公開する。
 サムスン電子は13日、釜山アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議にあわせ、釜山展示コンベンションセンター(BEXCO)で15~21日まで開催される「APEC首脳会議IT展示会」で、ワイブロ対応型のさまざまな端末機を公開することを明らかにした。一般携帯電話型のほか、18日に通信最大手KTが試験運用した際に使用した携帯情報端末機(PDA)型やノートパソコンに装着するPCMCIAカードなども紹介される。

 一般携帯電話型の端末機は、ホルダーを縦横の両方向に開閉できるデザインと、パソコンのキーボードと同じ配列を採り入れた。横に開くとノートパソコンを縮小した形で、従来の数字ボタン部分がパソコンのキーボードとなり、インターネットも利用しやすい。

 サムスン電子はまた、KTと共同でBEXCOなど9地域に12の基地局を設置し、世界から集まるAPEC首脳やIT関係者らを対象に車両内でのワイブロサービスを試験運用する予定。  

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