静まり返ったハロウィーン当日…江南のクラブも営業取りやめ、共に追悼=韓国報道(画像提供:wowkorea)
静まり返ったハロウィーン当日…江南のクラブも営業取りやめ、共に追悼=韓国報道(画像提供:wowkorea)
ソウルの代表的な商圏であるカンナム(江南)で31日、静かなハロウィーンデーを迎えた。イテウォン(梨泰院)での圧死事故を受けて、江南にある大型クラブは前日から営業を取りやめて共に追慕に加わった。

ハロウィーンデー当日のこの日の夕方、取材陣が見回した江南駅からシンノニョン(新論峴)駅一帯は落ち着いた雰囲気だった。この日は月曜日ということもあり、飲食店は週末ほど混み合っていなかった。一部の「ハンティング屋台」は大ボリュームで音楽を流して営業していた。普段は若年層が多く集まるゲームセンターやプリクラ設置店なども営業していたが、2〜3人が見物しているのみだった。

新論峴駅の大通りの裏手にある大型クラブでも営業を取りやめていた。このクラブでは、29日まではハロウィーン用のメイクアップサービスを提供し、DJによるライブイベントを開催していたが、梨泰院での事故の影響により30日から店舗を閉鎖している。

前日から江南一帯の大型クラブの一部は梨泰院での事故の犠牲者を哀悼するために自ら営業を取りやめた。この日、あるクラブはソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を通じて「30日に続き31日も営業を取りやめる」と告知した。

江南区役所も管内の4つの大型クラブに対し、ハロウィーン期間中の営業中止を呼びかけた。区役所は管内の警察署と合同でシンサ(新沙)洞のカロスキルと江南駅、アックジョン(狎鴎亭)のロデオ通りなど、人が多く集まる場所で夜間特別警備に当たった。

江南の街ではハロウィーンの飾りなども撤去されていた。フランチャイズのカフェなどではハロウィーン用イベントやメニューなどを紹介する全てのチラシやメニューなどを取り外した。コンビニエンスストアでもハロウィーン用の飾り付けを取り外し、11月11日の「ペペロデー」を前に商品を陳列していた。

この日、江南の街を歩く市民たちも梨泰院で発生した事故に対して哀悼の意を表した。江南駅の近くで特別講義を受けている大学生のチョさん(26)は、「事故の映像を見ていると、『もしも自分があそこにいたらどうなっただろうか』という思いが募ってつらい」と話し、「人が大勢集まっているのを見ると不安になる」と語った。

帰宅のためのバスを待つ30代の会社員は「週末の間中ずっと事故のニュースが伝えられて憂鬱になり、人と会う約束もキャンセルしようか悩んでいる」と話した。
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