ケーブルテレビのデジタル化により、来年からテレビを使った銀行サービスが本格化する見通しだ。
 業界筋によると、CJケーブルネット、キュリクスなど主なケーブルテレビ統括運営会社(MSO)が、データ放送付加サービスの一環として、テレビバンキングを実施する計画で、新韓銀行など金融機関もこうした動きが時代の流れと見て準備作業を進めている。通信事業者でもDACOM、聯合インフォマックスなどが準備作業を行っている。

 デジタルメディアセンター事業者のKDMCにテレビバンキング事業者として選定されたDACOMは、慶南銀行、大邱銀行、中小企業銀行などと業務契約を結ぶ計画で、来年1月から試験サービス、3月から実用サービスを実施する方針だ。また、新韓銀行、朝興銀行との契約を控えている聯合インフォマックスは、ミドルウェアメーカーのRTキャストと共同でテレビバンキング用アプリケーションの開発作業が終わりしだいサービスを実施する考えだ。

 すでにテレビバンキングが実用化されているイタリアでは、テレビを通じて現在の利用可能額、取引履歴、入金額確認などのサービスを受けられる。また、国内では衛星放送のスカイライフが第一銀行とデーター放送の付加サービスのひとつとしてテレビバンキングを実施している。


Copyright 2005(c) YONHAPNEWS. All rights reserved
 0