韓国イーデイリーの取材をまとめると、ハロウィンデーを控えた30日、ソウル・マポ(麻浦)区の弘大通りは夕方になると、ハリーポッターなどのコスプレをした市民らがハロウィンデーを楽しむために集まっていた。クラブが密集した街では、街に響く音楽に合わせて踊る若い人たちをはじめ、住民登録証を見せてクラブに入場する人たちも確認された。
前日に転倒事故によって153人が死亡する惨事が発生し、一瞬にして絶叫の現場と化した龍山梨泰院通りとは異なる世界だった。今回の「梨泰院惨事」は2014年の「セウォル号惨事」以降、最も大きな人命被害であり、被害者の大部分が10~20代の若年層という点で市民に大きな衝撃を与えた。梨泰院一帯の店は惨事後に営業を中止した状況だ。
市民らは梨泰院惨事で注意を払っている様子であったが、ハロウィンデーを楽しむために外出したと述べた。友人と久しぶりに弘大通りを訪れたイさん(30・女)は、「心配ではあったが、ここでもできるだけ密集したところは避けて行こうと思う」とし「ずっと昨日のことを思い出して怖いのはある」と述べた。
一方、ソウル・カンナム(江南)の一部のクラブは、梨泰院惨事の影響で、同日の営業を中止することを決めた。弘大通り前のクラブとは異なる措置だ。
江南ソチョ(瑞草)洞に位置したある大型クラブはインスタグラムの公示を通じて、「30日の営業を中止する」と明らかにした。新型コロナウイルス発生後3年ぶりのソーシャルディスタンスのないハロウィンデーだが、梨泰院惨事の犠牲者を追慕する意味で店を閉めることにした。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 99