李在明氏にチキンのガラ入れを投げた60代「恥ずかしい」...懲役6か月を求刑=韓国(画像提供:wowkorea)
李在明氏にチキンのガラ入れを投げた60代「恥ずかしい」...懲役6か月を求刑=韓国(画像提供:wowkorea)
今年5月、街頭演説中だった共に民主党のイ・ジェミョン(李在明)代表などに向かって鉄製の器を投げた60代の男性に、検察が実刑を求刑した。

検察は28日、インチョン(仁川)地裁の結審公判で、公職選挙法上の選挙妨害容疑で起訴したA氏(62)に懲役6か月を言い渡してほしいと要請した。

この日、A氏の弁護人は最終弁論で「被告人は特定政党に加入した事実もなく政治に関心が多い人でもない」とし「多少偶発的に起きたものと見られ、扶養しなければならない家族もいる」として善処を訴えた。

A氏は最終弁論で「警察署や派出所に一度も行ったことがないのに、とても恥ずかしい」とし「物議を醸して、選挙演説の団体に不本意ながら迷惑をかけることになり、申し訳なく恥ずかしい」と述べた。

A氏は5月20日午後9時35分ごろ、仁川市ケヤン(桂陽)区ケサン(桂山)洞のある飲食店で建物外の歩道を歩きながら街頭演説をしていた李在明代表とチョ・ドクチェ桂陽区議員などに向かって、鉄製の器を投げて選挙運動を妨害した疑いで起訴された。

A氏は1階の飲食店の屋外テラスで知人とともに酒を飲んでいたところ、店の前を通る李在明代表などに向かってチキンのガラを入れるステンレス材質の器を投げたことが調査された。

警察の調査でA氏は「うるさかった」とし「酒を飲んでいるのに気分が悪かった」と供述した。

A氏は犯行2日後の5月22日に警察に拘束されると、翌日に拘束の適法性と必要性などを争う拘束適否審を請求した。A氏は裁判所の認容決定によって釈放された。

李在明代表はA氏が拘束されると、代理人を通じて善処してほしいという内容の嘆願書(処罰不願書)を仁川地裁に提出した。

李在明代表は当時、立場文を出して「拘束令状申請の知らせに残念な気持ちだ。暴力など選挙妨害行為は民主主義を脅かす犯罪だ。今回を機に再び誰にもこのようなことが発生しないことを願う」とし「ただし、今回だけは善処を望む」と明らかにした。

公職選挙法上、選挙妨害は10年以下の懲役や500万ウォン(約52万円)から最大3,000万ウォン(約310万円)以下の罰金刑に処するよう定めている。
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