韓国国防部(省)と海軍は27日「11月6日に日本で開催される国際観艦式に、わが海軍の艦艇が参加することを決定した」と明らかにした。
国防部は「かつて日本の国際観艦式にわが海軍が2回参加した事例と、国際観艦式に関する国際慣例などを総合的に考慮した」と説明した。
韓国海軍は2002年と2015年に日本の観艦式に艦艇を送り、日本も1998年と2008年に韓国の観艦式に艦艇を派遣した前例がある。
国防部は「今回の国際観艦式を機に開催される多国間の人道主義的な合同演習と、30余か国の海軍参謀総長が出席する “西太平洋海軍シンポジウム”への参加は、友邦国の海軍との友好協力増進はもちろん、わが海軍が周辺国および国際社会との海洋安保協力を強化するよい機会になるだろうと期待している」と説明した。
つづけて「参加国の艦艇たちが実施する多国間の合同演習は、遭難・火災船舶に対する捜索および救助のための人道主義的次元の訓練だ」とし「友邦国の海軍との相互運用性を引き上げることで、域内の海洋安保協力に寄与することができるだろう」と付け加えた。
日本の海上自衛隊はことし創設70周年を迎え、米国・中国・韓国などが参加する西太平洋海軍シンポジウムにロシアを除いた20か国を観艦式に招待し、韓国にはことし1月に招待状が送られていた。
しかし、当時のムン・ジェイン(文在寅)前政府は「国民情緒と国際慣例などを考慮して決定する」と伝えたが、決定を下すことなく参加の可否を日本側に返答せずにいた。
かつての日本帝国による侵略と略奪の象徴と感じられる「旭日旗」とほとんど同一な日本の自衛艦旗が、その原因であった。
慣例としては、観艦式の艦艇は開催国主賓が搭乗した艦艇に敬礼することになっているのだが、観艦式に参加する韓国海軍の将兵たちが「旭日旗」に敬礼する場面が演出されることもネックになっている。
韓国海軍は今回の観艦式に「戦闘艦」ではなく「軍需支援艦」を派遣する。
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