北朝鮮の対外向けメディア「リュギョン」は26日、「熱血愛国青年安重根烈士」というタイトルの文章の中で「彼の愛国精神と不屈の気概は日帝侵略者に甚大(じんだい)な打撃を与え、韓国人民の愛国心と反日闘争の意志の鼓舞(こぶ)に寄与した」と評価した。
続いて「安重根の伊藤博文暗殺は単純に個人に対する復讐ではなく、日帝の朝鮮侵略に反対し、国権を回復しようとする朝鮮民族の固い意志と信念を誇示し、アジアの平和を指向した正義の愛国闘争だった」と讃えた。
宣伝メディア「統一のこだま」も「日帝による植民地統治が終わってから長い歳月が流れ、時代も変わったが、日本が過去に犯した罪悪は永遠に消すことができない歴史的事実として厳然として残っている」と強調した。
続けて「歳月が経つほどに、さらに強く日帝が過去に犯した罪を最後まで清算させることがわが民族の鉄の意志だ」と力説した。
北朝鮮は、キム・イルソン(金日成)主席が1928年に「安重根、伊藤博文を撃つ」という革命演劇を直接制作して公開したと伝えるなど、安重根を高く評価している。
北朝鮮は1979年に、この演劇を同タイトルの映画としても制作したが、この映画の制作にはキム・ジョンイル(金正日)総書記も加わった。
安重根は1909年10月26日、中国のハルビン駅で初代朝鮮統監伊藤博文を処断し、その後逮捕され死刑判決を受け、翌年3月26日に処刑された。
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