会議後の会見で韓国代表の金宗フン(キム・ジョンフン)APEC大使は、各国代表は首脳会議の主要議題のひとつである鳥インフルエンザへの対応策と関連し、▼発生前の政策協調強化▼発生時の透明な情報公開▼ワクチン開発など予防と治療に向けた協力の強化――などで合意したと明らかにした。
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各国代表はまた、首脳会議で発表される「鳥インフルエンザイニシアチブ」に盛り込まれる国同士の協力案について話し合い、来年上半期にベトナムで鳥インフルエンザと関連した閣僚会議を開催することを決めた。来年4月には新型伝染病に関連したシンポジウムも開かれることになった。
各国代表はこのほか、世界貿易機関(WTO)と新ラウンド交渉に対する強い支持のメッセージを首脳宣言に盛り込むことや、先進国は2010年、途上国は2020年までに貿易自由化を実現するという「ボゴール目標」の中間点検を強化することでも協議を行った。
対テロ問題では、▼放射線源の輸出入と管理の統制▼主要国際空港で携帯式地対空ミサイルに対するぜい弱性評価実施▼海上・航空・陸上輸送のすべてで安全措置を取る――という3大構想でも意見が一致した。
貿易関連では、高い水準の地域貿易協定(RTA)と自由貿易協定(FTA)を追求することで、貿易・投資の自由化を進めていくことや、貿易円滑化と企業投資環境改善のための措置などについて話し合われた。
今回の会議ではこのほか、偽造・コピー商品の貿易縮小、許可を得ない複製の防止、知的財産権保護関連の能力倍増と民間との協力強化など、偽造・コピー商品防止イニシアチブ履行のガイドラインについても話し合ったが、合意には至らなかった。この問題はAPEC閣僚会議の前までの合意を目指すことにした。
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