25日、4社が公示した第3四半期の経営実績によると、4社が第3四半期までおさめた累積の当期純利益は13兆8544億ウォン(約1兆4360億円)。第3四半期の当期純利益も4兆8876億ウォン(約5065億円)を記録し、前年同期比(4兆1209億ウォン=約4270億円)18.6%上昇した。ウリィ金融を除いた3社が第3四半期に当期純益1兆ウォン(約1036億円)台を達成した。
このような過去最高級の実績を上げた背景としては、利子による利益が大幅に増えたことがあげられる。新韓金融は第3四半期の利子利益が前四半期対比2.7%増えた2兆7160億ウォン(約2817億円)だった。同社はノンバンク部門で調達費用が増えている。これは銀行の利上げによる持続的な純金利マージンの改善と、企業中心の融資が増えたことによるものと説明した。KB金融も純利子の利益が2兆8974億ウォン(約3000億円)で、前四半期対比3.7%上昇した。ハナ金融とウリィ金融もそれぞれ2兆2295億ウォン(約2310億円)、2兆2443億ウォン(約2320億円)を利子で稼いだという。
一方、新韓金融は第3四半期にKB金融を抜いて、金融持株社の先頭に立った。2019年以来3年ぶりの成果だ。
新韓金融は上半期まで純利益はKB金融より少なかったが、第2四半期の純利益でKB金融を169億ウォン(約17億円)上回った。第3四半期には、新韓投資証券の社屋売却による差益と利子による利益増加によって、累積の純利益基準で過去最大を達成し、4兆3154億ウォン(約4477億円)の利益をあげた。KB金融は第3四半期の累積基準で4兆279億ウォン(約4178億円)の純利益を出し、2875億ウォン(約300億円)の差で2位に下がった。
上半期の純利益でウリィ金融に3位の座を明け渡したハナ金融は、第3四半期の逆転に成功。ハナ金融の今年第3四半期の当期純利益は1兆1219億ウォン(約1160億円)で、前四半期対比35.9%増えた。第3四半期の累積当期純利益は前年同期比6.3%増加し、2兆8500億ウォン(約2950億円)であることが分かった。これに伴い、ハナ金融は8998億ウォンを記録したウリィ金融の第3四半期純益を上回っただけでなく、第3四半期累積基準でも3位を奪還。ウリィ金融は第3四半期の累積基準で2兆6617億ウォン(約2760億円)の純利益を達成した。
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