「麻薬との戦い」強調　特別対策の策定指示＝尹大統領

【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領は２４日、韓悳洙（ハン・ドクス）首相との会合で、国内で麻薬犯罪が増加していることを受け、「麻薬が管理可能な臨界点を超え国家的なリスクに拡大する前に全社会的な麻薬との戦いが切実に求められる」と強調した。大統領室が明らかにした。　若者の麻薬犯罪者が急増していることに関しては、「未来世代を守るという使命感を持って特段の対策を講じてほしい」と指示した。　政府は国務総理室を中心に麻薬犯罪予防や取り締まり、治療、社会復帰、教育、広報などを網羅する総合的な対策をまとめる方針だ。　検察によると、１～７月に摘発された麻薬犯罪者は１万５７５人で、前年同期（９３６３人）に比べ１２．９%増えた。年間では過去最多を更新する見通しだ。麻薬の押収量は２０１７年の１５４．６キロから昨年は１２９５．７キロと５年で約８倍に増加した。