韓国大統領室の関係者はこの日、記者たちからの “境界線地域における南北間の衝突の危険が非常に高まった状況だ”という指摘に対し「北朝鮮が挑発を続け “逆ギレ”するような主張をするのは、朝鮮半島はもちろん国際社会の平和と安定を脅かすことだ」と語った。
この関係者は「(われわれの立場については)合同参謀本部が充分な説明をしたと思う」とし「大統領室の立場も大きく違わない」と語った。つづけて「また一方でわが政府は、米韓間における緊密な協力の中で関連動向を注視し、万全の対備態勢を整えている」と付け加えた。
韓国合同参謀本部によると、北朝鮮の商船1隻はこの日の午前3時42分ごろ西海のNLLを侵犯したが、韓国軍の警告射撃を受け退却した。韓国軍は「この船舶がNLLを越えた行為は、単純な『越線』ではなく『意図的な侵犯』だ」とみて、経緯を把握している。
一方、北朝鮮側は「韓国の艦艇が海上軍事境界線を侵犯した」として、午前5時14分ごろ10発のロケット砲弾を発射した。
Copyright(C) herald wowkorea.jp 96