韓国の国家人権委員会(画像提供:wowkorea)
韓国の国家人権委員会(画像提供:wowkorea)
韓国の国家人権委員会は、新型コロナウイルス感染症ワクチンを接種していない職員リストを所属部署長に伝えた病院に対し「人権侵害だ」と判断した。

24日、国家人権委員会によると、A病院は昨年11月30日、全部署に新型コロナワクチンを接種していない職員に対しPCR検査を義務化し「未接種者のリストを各部署長に伝えた」と公示した。

その翌日A病院は院内のメールを通じて、全ての部署長にワクチンを接種していない所属職員たちのリストを伝えた。

このことについてA病院側は「保健所で、ワクチン未接種の職員に対する週1回のPCR検査義務実施など防疫管理強化の要請を受け『防疫守則順守の次元で部署長の管理が必要だ』と判断し下したものだ」と釈明した。

今回の事件を調査した国家人権委員会はことし6月「情報主体の同意と法的根拠なしに部署長にEメールで知らせた行為は、憲法に基づいた被害者たちの個人情報自己決定権を侵害したものだ」として、A病院に対しこのような事例の再発防止勧告を下した。

国家人権委員会は「今後このような事例が発生しないよう、非陳情人が人権委員会の勧告を受け入れた事案を公開する必要があるとみて、今回内容を公表した」と伝えた。

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