「賭け金5兆ウォン」の違法賭博サイトの運営者191人を逮捕＝韓国報道

8年間で約5兆ウォン（約5170億円）の賭け金がやり取りされた違法賭博サイトの運営者191人が警察に逮捕された。

インチョン（仁川）警察サイバー犯罪捜査隊は23日、犯罪団体の組織および活動、賭博場所などの開設などの疑いで組織トップのA(59)など20人を拘束し、広報役のB(56)など171人を在宅起訴し、検察に送検したと明らかにした。

Aをはじめ191人は2014年1月から今年7月まで、5兆7000億ウォン（約5900億円）の違法賭博サイトを運営していた疑い。

彼らは賭博プログラムを開発し、サーバーを管理する中国の組織と賭博サイトを運営し、会員募集などを行う国内組織に分かれて犯行を行った。国内組織は賭博の会員を募集し賭博ゲームを提供する違法成人ネットカフェなどをピラミッド構造で運営していた。

中国の組織が賭博の収益金の12.7%を手数料として受け取り、国内組織が10.3%、募集係が9.6%、ネットカフェが8.9%、両替・引き出し組織がそれぞれ5%ずつ手数料を受け取っていた。

彼らは警察の取り締まりを避けるために海外のサーバーを使用し、賭博で使われるポイントをチャージしたり、会員を募集する国内のコールセンターを随時移転していた。警察では賭博サイトの犯罪収益金を655億ウォン（約68億円）と推定し、Aなどが保有していた不動産や預金など67億ウォン（約7億円）相当を没収した。

警察の関係者は「今後も違法賭博サイトの運営者を積極的に取り締まる」とし、「賭博サイトの運営組織には必ず刑法の犯罪団体組織罪を適用し、犯罪収益の没収を並行して行い、違法なサイバー賭博を根絶する」と述べた。