古びた銀馬アパートの再建築、不動産の規制も緩和すべき=韓国(画像提供:wowkorea)
古びた銀馬アパートの再建築、不動産の規制も緩和すべき=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国・ソウルの富裕層エリアと呼ばれるカンナム(江南)地区の再建築において、その象徴とされてきたテチ(大峙)洞にある古びた「ウンマ(銀馬)アパート」(マンション)の再建築計画案が、ソウル市都市計画委員会の審議で可決した。アパートの組合設立推進委員会が結成されてから約20年ぶりのことだ。

 まだ、アパートの再建築が決まったわけではないが、再建築手続きの「7合目」と言われる都市計画委員会の審議で可決したことで、1979年に竣工した老朽団地である銀馬アパートの再建築に弾みがつくことになった。可決された再建築計画案によると、現在28棟4424世帯の銀馬アパートは、最高35階建てで33棟5778世帯に生まれ変わる予定だ。

 しかし、アパートの再建築が最終決定するまでには、まだ道程が遠い。厳しい規制が残っているためだ。そのため、不動産の規制を緩和し、市場を活性化すべきとの声も上がっている。

 21日、毎日経済新聞の社説では、「再建築の超過利益還収制や分譲価格上限制など文政権で作った規制が依然として残っている」として、規制が銀馬アパートの再建築問題で足を引っ張る可能性が高いと見通した。不動産規制について、「今こそ住宅価格の上昇期に作った不合理な規制を緩和し、市場を活性化させる適期だ」と指摘した。

 23日、ニュースピムの記事では「再建築の規制緩和に対するハードルを果敢に下げなければならないという、市場の声を国会と国土省が耳を傾けるべきだ」と指摘。「組合設立認可以降、再建築は平均10年かかるという点を考えると、江南地区への住宅供給がうまく循環するように、マスタープランを用意しなければ」と求めた。
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