ソウル都心での集会のため全面通行止め…市役所前一帯で深刻な交通渋滞＝韓国報道

週末、ソウル都心で開かれた大規模集会のためにクァンファムン（光化門）とシチョン（市庁/ソウル市役所）一帯で全車線が規制され、周辺の道路が渋滞した。

車での移動は可能だが、渋滞が深刻なため、警察では混雑を避けるための迂回を呼びかけている。

警察などによると、22日午後3時、自由統一党などの保守系団体がソウル光化門広場近くのトンファ（東和）免税店からテハンムン（大漢門）前方面の5車線を占拠し、「自由統一国民大会」を開催している。警察ではこの集会に約3万人が集まると推算している。

この集会の影響により、警察はセジョンデロ（世宗大路）の市庁方面と東和免税店前で全車線を通行止めにしている。

進歩系団体による対応集会も開かれ、一帯はさらに混雑した。進歩系団体はろうそく集会などを展開し、午後4時から午後6時30分までスンネムン（崇礼門）交差点とテピョン（太平）交差点一帯の3車線で「ユン・ソギョル（尹政権）糾弾集会」を開催している。この集会の影響により、警察は崇礼門から市役所方向も全車線を通行止めにしている。

貨物連帯はこの日の午後2時から午後4時まで、クァンギョ（広橋）交差点でウルチロ（乙支路）入口交差点の4から5車線を占拠し「安全運賃制拡大の適用を勝ち取る決起集会」を開いた。警察は広橋から乙支路入口間で全車線を通行止めにした。

光化門と市庁一帯は可変車線を運行しており、車での移動は可能だが、深刻な渋滞が続いている。この日の午後4時時点でのソウル都心の車両平均移動速度は時速9.4キロだった。ソウル市全体の平均移動速度は時速19.5キロだ。

警察の関係者は「可変車線を運行中なので、車両での移動は可能だが、近いうちに行進も予定されているため、事前に迂回するか公共交通機関を利用してほしい」と呼びかけている。

ろうそく集会はその後崇礼門交差点からサムガクチ（三角地）交番までの3.2キロ区間で3車線を占拠して行進する予定だ。貨物連帯もウルチロイック（乙支路入口）交差点から三角地交番までの4.2キロ区間で3車線を占拠して行進する予定だ。