元氏は21日に開かれた国会国土交通委員会の国土交通省国政監査で「尹大統領が官邸に入居することでGTX-Aの工事が遅れたり、補強費用がかかる場合、これも官邸移転に伴う追加の費用と見ることができる」という、野党「共に民主党」のハン・ジュンホ(韓俊鎬)議員の問題提起に対して、「(工事の遅延は)まったくなく、官邸の下ではすでに工事が終わった」と説明した。
韓氏は尹大統領が官邸に入居することが遅れていることに関連して、風水などさまざまなデマが出回っていると指摘。元氏は「根拠がない」として、「すでに工事が終わったのでもうやることはない」と答えた。漢南洞官邸のリモデリング工事は8月に終わったと知られているが、尹大統領夫妻はまだ入居していない。
先立って国会情報委員長である与党「国民の力」のチョ・ヘジン議員はラジオ放送に出演し、「官邸地下の交通網が開通するため、一部で保安や安全点検が必要だ」と述べている。官邸一帯の13万6603.8平方メートルは、軍事施設保護区域(制限保護区域)に指定された状態だ。
元氏はこの日、傘下機関長の辞任圧力疑惑に対しては、「すべての傘下機関に対して監査を進めている。前政権の人事だからといって監査から除くことはできない」と述べた。
これに先立って国土交通省は特定建設会社の信用等級引き上げなどと関連し、住宅都市保証公社(HUG)の監査中間結果を異例的に公開。組織管理に対する責任を免れないとして、クォン・ヒョンテク(権亨澤)社長を監査対象に加えた。権社長は任期を1年6か月ほど残した状態で、4日に辞意を表明している。
元氏は「権社長はさまざまな経路で、はなはだしくは私にまで究明という理由で、意見の提示や接触しようとする多くの試みがあった。これを遮断するために、やむを得ず監査途中に結果を公開した」と述べた。
一方、権氏は国土交通省の監査で、特定建設会社の信用等級引き上げを要求し、圧力を行使した事実が判明。同省では権氏を同日中に刑事告発することにした。
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