空軍戦闘機の操縦士(空軍提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
空軍戦闘機の操縦士(空軍提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【光州聯合ニュース】韓国空軍を2017年から22年8月までに辞めた熟練操縦士は542人で、そのうち528人が航空会社に就職したことが分かった。国会国防委員会の宋甲錫(ソン・ガプソク)議員(最大野党「共に民主党」)が21日、空軍の資料を基に伝えた。 空軍は、独力での作戦遂行と初級操縦士の飛行訓練指導が可能な任官後8~17年の操縦将校を熟練級に分類している。こうした操縦士1人を養成するのに平均135億ウォン(約14億1000万円)の国家予算が投じられる。 この5年8カ月の間に空軍を離れた熟練操縦士542人のうち413人が、F16やF5などの戦闘機を操縦していた。93人が輸送機、26人が訓練機、10人がヘリコプターの操縦士だった。 17年から20年までに年間100人以上の熟練操縦士が航空会社に転職した。新型コロナウイルス禍で航空需要が激減した21年は7人にとどまったが、今年は8月までで57人が航空会社に移った。来年も114人の熟練操縦士が空軍を辞める見通しだ。 宋議員は軍から民間への熟練操縦士流出による「安全保障の空白」を懸念し、操縦士の待遇向上など幅広い支援が必要だと指摘した。
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