北朝鮮の朝鮮中央通信によると、軍総参謀部は報道官発表で「10月13日と14日に続き18日にも敵は軍事境界線一帯でわれわれを刺激する軍事的挑発をまたも敢行した」とし、「敵の北侵戦争演習『護国22』が狂乱的に行われている時期に敢行された挑発策動を厳重に見ている」と警告した。挑発行為が軍事的緊張を誘発し、朝鮮半島情勢を悪化させていると主張しながら、即刻中断を求めた。
韓国軍が17日から始めた北朝鮮の核とミサイルなどを想定した定例の野外機動訓練「護国訓練」と前線地域での砲撃訓練への反発を示し、北朝鮮軍の砲射撃を正当化したかたちだ。
韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は18日午後10時ごろ西部の海岸から黄海に向けて約100発、同11時ごろ東部の海岸から東海に向けて約150発の砲射撃をそれぞれ実施した。着弾地点は2018年9月に結んだ南北軍事合意によって設定された海上の緩衝区域だった。
北朝鮮は14日にも東西両岸から計560発の砲射撃を実施し、韓国側の訓練に対抗するためだったと主張していた。
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