国会文化体育観光委員会所属のイム・ジョンソン共に民主党議員が18日、国立中央博物館から提出した資料によると、外交部が5月21日の米韓首脳会談が事実上、中央博物館の貸館規定に違反して行われたことが明らかになった。
もともと国立中央博物館では当日「イ・ゴンヒ会長寄贈展」および「アステカ太陽を動かした人々」などの展示会を開催する予定だった。しかし、外交部の緊急要請により、展示観覧3日前の5月18日に休館を決めて案内した。これに対し当日展示会を予約した観覧客1490人のうち774人は観覧を取り消したり変更しなければならなかった。
国立中央博物館の貸館規定第1項によれば「行事、展示遺物および施設物維持管理に支障をきたさない範囲内で博物館施設を貸館することができる」と明示している。これによると、故イ・ゴンヒ会長の寄贈展などが予定されていた中央博物館は、米韓首脳会談の貸館を差し戻すべきだったという指摘だ。また、米韓首脳会談時、貸館は無料で行われたが、中央博物館観覧規定には無料貸館が可能な行事に文化体育観光部行事以外の政府省庁行事などは明示されていない。
イム・ジョンソン議員は「政府の稚拙な行動で罪のない観覧客が被害を受けている」とし「外交部と国立中央博物館側は関連規定を再検討し、原則と規定に違反することがないよう措置を取らなければならない」と明らかにした。
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