輸出を品目別にみると、携帯電話やパネルは好調だったのに対し、半導体は価格下落の影響で減少した。携帯電話輸出は前年同月比32.2%増の32億8000万ドルと、2か月連続で30億ドルを突破した。欧州連合(EU)や米国など先進市場のプレミアム製品と、東欧や中東など新興市場の中・低価格製品、中国への部品輸出などそれぞれが好調で、下半期に入って以来、着実な増加傾向を維持している。
価格下落が続いた半導体の輸出は前年同月比11.2%減の35億ドルで、輸出増加率は9月からマイナスが続いた。品目別ではDRAM輸出が38.5%減の7億5000万ドルとなった一方、NAND型フラッシュメモリーはアプリケーションの拡大と大容量化で需要増が続き、61.1%増の3億4000万ドルを記録、6か月間増加を維持している。パネル輸出はフラットテレビとワイドモニター用パネル特需が続くなか、価格が比較的安定を維持し4か月連続で20億ドルを上回り、42.8%増の22億9000万ドルとなった。
ディスプレー関連品目の輸出好調と相まり、液晶モニターの輸出も前年同月比4.3%増の5億8000万ドルを記録し、4月以降、増加を維持している。特にデジタルテレビの輸出は海外生産の拡大で1年間マイナス成長が続いたが、フラットテレビの需要増を受け海外工場への部品輸出を中心に31.7%増の5億8000万ドルとなり、2か月連続で2けたの増加率を達成した。
輸出を地域別に見ると、東欧が97.1%増の5億8000万ドル、南米が42.7%増の7億6000万ドルなど、新興市場への輸出が大幅に伸びた。また、中国(香港含む)が18.6%増の47億7000万ドル、EUが20.5%増の22億1000万ドル、米国が11.7%増の13億9000万ドルなど、主要地域への輸出も善戦した。
一方、IT輸入は半導体、情報機器などを中心に前年同月比19.5%増の61億7000万ドルを記録した。
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