17日付の朝日新聞によると、沖縄県の市民団体「世界自然遺産推進連合会」は15日、米軍基地近くの6つの地方自治体で住民387人から採取した血液検体検査結果を発表した。この団体は6月に18~95歳の住民から血液サンプルを収集した。
採取の結果、387人の過フッ化オクタンスルホン酸(PFOS)の平均数値が5.8~12.2ナノグラムと集計された。これは昨年、日本環境部が119人を対象に実施した調査結果より約1.5~3倍高い数値だ。20ナノグラムを超える人数も27人に達した。ドイツが規定した健康リスク水準を上回る水準だ。
市民団体は住民の健康状態と米軍基地近くの川沿いを調査すべきだと当局に要請した。米軍基地近くにある川辺でもPFOSの数値が非常に高く測定されたためだ。調査が行われた地域はすべて、この川の水を浄化して水資源として使っている。
PFOSは過フッ化化合物の一つで、慢性腎不全を含めガンを誘発しうる有害物質だ。2009年「残留性有機汚染物質に関するストックホルム協約」で規制必要リストに上がった。
京都大学教授は「今回発見された化学物質が健康に異常を与えるとは即答できないが、高い数値であることは事実だ」とし「今回の結果から詳細な調査が必要だと言える」と指摘した。
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