今月の28日まで実施される今回の訓練は、陸・海・空軍と海兵隊の合同作戦遂行能力と統合戦闘力の運用・作戦支援能力の向上を目指している。また、韓国合同参謀本部の統制の下、各軍および作戦司令部の合同性を強化し、各分野の機能を統合した対応能力と現存戦力運用能力の極大化に焦点を合わせたものである。陸・海・空軍と海兵隊は訓練期間、前後方で多様な野外機動訓練を展開する予定である。
特にことしは、北朝鮮による核・ミサイル挑発の様相が多角化し頻度も増えている状況を踏まえ、北朝鮮の核・ミサイルなど多様な脅威を想定し、実践的な昼・夜間の実兵機動訓練を実施することで、戦・平時の任務遂行能力を極大化させる構想である。また一部の訓練には米国の戦力も参加し、米韓間の相互運用性の向上を図ることになる。
これとともに韓国政府はこの日から21日まで、キョンサンナムド(慶尚南道)で「2022年チュンム(忠武)訓練」を実施する。訓練期間、慶尚南道では兵力と車両・建設機械の動員、発電所などの国家重要施設と捕虜収容所をはじめとした戦時における軍事支援施設の緊急被害復旧、そして有事における軍指揮所運用などのための情報通信動員訓練を実施する。「忠武訓練」は、国防部(省)と行政安全部(内務省に相当)の主導により毎年3~4つの広域市と道を対象に、戦時対備検証と国家動員支援の動員態勢を点検する政府の総合訓練である。
Copyright(C) herald wowkorea.jp 96