尹錫悦大統領(画像提供:wowkorea)
尹錫悦大統領(画像提供:wowkorea)
大統領室は14日「9・19軍事合意に違反したのは北朝鮮側で、したがって9・19合意が維持されるのか、それとも破棄されるのか、それは結局、北朝鮮の態度にかかっている」と明らかにした。

大統領室関係者はこの日の午後、ヨンサン(龍山)大統領室庁舎ブリーフィングで「今まで南北間で結ばれた合意・協約に対して韓国政府は尊重するという考えである」とこのように述べた。北朝鮮が深夜に計4時間30分ほど戦闘機威嚇飛行、弾道ミサイル発射に続き、9・19南北軍事合意に明らかに違反した砲兵射撃まで前例のない連続挑発を敢行した。

これに先立ち、ユン・ソギョル(尹錫悦)大統領はこの日の午前、記者団に会った席で北朝鮮の挑発に関し「南北9・19合意違反であるのは事実だ」と明らかにした。尹大統領はまず「巡航ミサイル、弾道ミサイルで無差別挑発をしていることに対する恐れも多いが、北朝鮮の挑発に対しては漏れなく最善を尽くして対応態勢を構築している」と述べた。続いて「物理的なこのような挑発には必ず政治攻勢と対南赤化統一のための社会的攻勢が伴う。確固たる対敵観と自由民主主義を守るというこのような憲法守護精神を確実に持つことが安保には何より重要だ」と強調した。

この関係者は「まず政府は発足するやいなや政治・安保状況と関係なく、人道的支援は必要だという基調の中で、北朝鮮のコロナ防疫関連支援方案を明らかにしている。しかし、北朝鮮は対話に応じなかった。その後も8・15慶祝演説などを通じて大統領が大胆な構想を明らかにした。非核化措置が完了したのではなく、開始段階から北朝鮮住民の実質的に役立つ画期的な支援ができるとしたものの、北朝鮮は応答していない」と説明した。さらに「北朝鮮が様々な挑発を通じて危険性を高めている。そのような状況で、北朝鮮のいかなる挑発にも対応できる拡張抑制の画期的強化に向けた多様な手段と方案に悩んでいる」と述べた。続いて「拡張抑制の手段としては当然、拡張抑制の強化が非常に重要なのだが、そのためには何よりも国民が一丸となって安保を守るというその心が最も重要で、そんな時に韓国国民の財産と生命を漏れなく守ることができ、こういう悩みの中でわれわれが望んでいたと考える」と説明した。

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