軍関係者はこの日、記者団に対して「米側は前日のカンウォンド(江原道)チョルウォン(鉄原)射撃場でMLRS射撃訓練を実施した」とし「9.19軍事合意で定めた緩衝区域外で行われ、標的地域もさらに後方に置いた」と明らかにした。 それと共に「定例的な訓練だった」とし「9.19軍事合意と関係のない正常な訓練」だったと強調した。
この訓練のため、米韓軍当局は事前に地域観光署と住民に告知した。告知した射撃訓練の時間は午前8時から午後6時までだった。
しかしこの日、朝鮮中央通信は朝鮮人民軍総参謀部報道官の発表を通じて「10月13日、わが軍第5軍団前方地域で南朝鮮(韓国)軍はおよそ10時間にわたって砲撃を敢行した」と主張。そして「わが軍隊は戦線地域で軍事的緊張を誘発させる南朝鮮軍部の無分別な軍事活動に厳重な警告を送る」とした。
北朝鮮軍は前日夜、軍用機を韓国軍の「戦術措置線」より南にまで飛行させた。2017年以来初めてだ。また、同日午前1時49分ごろ、北朝鮮・ピョンヤン(平壌)スンアン(順安)一帯から日本海上に短距離弾道ミサイル1発を発射した。
特に北朝鮮は同日午前1時20分ごろから1時25分ごろまで、黄海道から黄海上に向けて130発余りの砲撃、午前2時57分ごろから午前3時7分ごろまで、江原道から日本海に向けて40発余りの砲撃を行った。落弾地点は9.19軍事合意にともなう日本海・黄海の海上緩衝区域内だった。
北朝鮮側のこのような連続挑発に対し、韓国合同参謀本部は北朝鮮に対する警告声明を発表した。合同参謀本部は同日、対北朝鮮警告声明を通じて「韓国軍は北朝鮮が9.19軍事合意に違反し、持続的な挑発を通じて朝鮮半島に軍事的緊張を招いていることに対して厳重に警告し、直ちに中断することを強く促す」と明らかにした。
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