13日、法曹界によると、ソウル東部地裁は前日、詐欺・寄付金品の募集および使用に関する法律違反容疑となっている宅配ドライバーの交際相手の女に対する逮捕状を発付したという。
女は、交際相手の男と一緒にペットのギョンテとテヒの治療費名目でオンラインを通じて巨額の後援金を集めた。二人はInstagramなどSNSのアカウントフォロワーに「ペットの手術費用が必要だ」と金を借りた後に返していない疑いも持たれている。
警察は、このような方法で二人が計6億ウォン(約6000万円)相当を集めたと判断。集めた金の大部分が女の通帳に入った状況が確認されたことにより、警察は犯行を女が主導したとみて逮捕状を申請した。
現在、拘束せずに調べを受けている宅配ドライバーの男は、人をだまして後援金を集めるのは女が主導したとし、関連容疑の大部分を認めたと伝えられている。
警察は、ことし4月に市民からの通報を受けて事件を調べてきた。ソウル・カンドン(江東)警察署は今月4日、テグ(大邱)にいた男と女を検挙。その際、ペットのギョンテとテヒも一緒にいたという。
二人は逮捕されたが、後援金の回収は不透明だ。警察関係者は「二人が金の大部分を使ってしまったことを把握している。回収は困難とみている」と述べた。
男が宅配トラックに乗せて一緒に回っていたペットのギョンテが有名になり、ことし初めに困難な経済状況を訴えながらSNSを通じて治療費のサポートを受けた。男は「ギョンテとテヒが最近、心臓病だと診断されたが、最近車を当て逃げされて宅配の仕事もできない」と言ってネットユーザーから後援金を集めた。
その後、この後援金を取り巻く様々な疑惑が浮上。すると男はことし3月「許可されていない1000万ウォン以上の個人後援金を返さなければならないことを知った」として払い戻すと約束した後に突然連絡が途絶え、行方をくらました。お金を送った人たちは募金額や具体的な内訳を明らかにするように言ったが男は知らないと言い張り、メッセージを送って借りた金もほとんど返していないことが分かった。
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