これらの島々、韓国の領海への中国側の出現が続いている中、「強力な対応が必要だ」という指摘が出ている。
韓国国会・農林畜産食品海洋水産委員会のイ・ダルゴン議員は、海洋警察庁から入手した ”中国海洋調査船出現の現況”を分析した結果「この5年間で、中国側の海洋調査船が計139回も韓国の管轄海域に出現した」と13日明らかにした。
韓国管轄海域内における中国側の海洋調査は、2018年14件・2019年20件・2020年31件・2021年39件・2022年(9月基準)35件と、毎年増加している。
韓国と中国の間には、海洋の境界が明確に確定していない状態である。韓国海洋警察は中韓暫定措置水域内における仮の中間線を設定し、中国側の捜査船がこの中間線を越えた時、韓国側の海域に入ってきたものとみなし対応している。
通常、警告放送などを実施し外国の海洋調査船を水域の外へと誘導するのだが、この過程で相手国の海洋警察艦艇との衝突など、突発的な状況が発生する懸念がある。
中国は昨年、韓国の海洋警察を「準軍事組織」と明示し、武器の使用を許可する “海洋法”を可決させている。
しかし韓国海洋警察の艦艇の戦力は、中国に比べ劣っていることが把握されている。イ議員が海洋警察庁から入手した資料によると、韓国の海洋警察が保有している艦艇(計358隻)のうち、その10%にすぎない36隻だけが大型艦艇である。一方中国側は、391隻の海洋警察船のうちその32%である125隻が、1000トン級以上の大型艦艇である。
イ議員は「われわれ側の管轄海域内における中国海洋調査船の活動が続いている」とし「海洋警察庁は突発状況に完璧に対応できるよう、対備態勢の確立と艦艇戦力の強化に力を注ぐべきだ」と強調した。
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