安哲秀、国民の力議員(画像提供:wowkorea)
安哲秀、国民の力議員(画像提供:wowkorea)
アン・チョルス(安哲秀)国民の力(与党)議員は28日、イ・ジェミョン(李在明)共に民主党(野党)代表が交渉団体代表演説で‘基本社会論’を強調したことについて「責任ある政治家が現実に目を閉じたまま、理想だけを話すのは自らポピュリストだと告白することだ」と批判した。

安議員はこの日、自身のフェイスブックを通じて「李代表が主張した基本社会が可能になるには『基本財源』をどのように用意するかを話さなければならない。財源対策のない基本社会論は虚構だ」とこのように明らかにした。

安議員は「現在まで李代表が話した基本社会どころか、基本所得を導入した国も地球上には存在しない。われわれよりはるかに財政条件が良い国でも導入していない」と指摘した。

続いて「韓国は医療保険、国民年金が枯渇しているにもかかわらず、ここに注ぐお金も不足して社会的葛藤が大きくなっている。いったいどこでどのように財源を調達するというのか」と述べた。

安議員は「福祉の拡大は時代的要求だ。そのためには果敢な規制改革、産業改革、労働改革を通じて新産業が成長できる国家的環境を作り、良質の働き口を作ることが最優先だ」と強調した。

さらに「国家の成長潜在力を引き上げることができなければ福祉拡大と世代間の和合は事実上不可能である。政界が現実的代案を提示し、社会的大妥協を引き出さなければならない」と述べた。

また「李代表のように権力を握れば楽園になるようにうその約束をしたり、国家の未来の代わりに個人の権力という私的な利益だけを考える悪い政治は終わらせなければならない」と主張した。

これに先立ち、李代表はこの日の午前、交渉団体代表演説を通じて自身の政治スローガンである‘基本所得’を掲げ、政争より民生に集中すると明らかにした。李代表は「先入観を捨てて想像を一度してみろ。貧しさを証明した人を選んで支援せず、皆を支援した後、不必要な分は回収してはどうか。脱落が恐ろしい労働回避がなくなるだろうし、生活水準を証明する必要がなく、烙印(らくいん)効果もない」と述べた。

続いて「われわれの未来は最小限の人生を支援される社会ではなく、基本的生活を保障される『基本社会』でなければならないと信じる。所得、住居、金融、医療、福祉、エネルギー、通信など、すべての領域で国民の基本的生活が保障されるよう社会システムを変えていかなければならない」と述べた。

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