「新堂駅殺人事件」容疑者を検察に送致…「とんでもないことをした」=韓国(画像提供:wowkorea)
「新堂駅殺人事件」容疑者を検察に送致…「とんでもないことをした」=韓国(画像提供:wowkorea)
「シンダン(新堂)駅殺人事件」のチョン・ジュファン容疑者(31)が検察に拘束送致された。

ソウル中部警察署は21日、特定犯罪加重処罰などに関する法律上の報復殺人の容疑を持たれているチョン容疑者を検察に拘束送致した。

21日午前7時30分ごろ、ソウルのナムデムン(南大門)警察署の留置場で黒い上着に左手には包帯を巻いたままフォトラインに立ったチョン容疑者は、「遺族に言いたい言葉はあるか」、「容疑を認めるのか」などの取材陣の質問に、「申し訳ありません」という言葉を繰り返した。また、「私が本当にとんでもないことをしました」と言いうつむいた。

「犯行後に裁判に出席しようとしたのか、逃走しようとしたのではないか」との質問には、「それは違う」と否定した。銀行から預金1700万ウォン(約175万円)を引き出そうと試みた理由については、「両親にあげようとした」と話した。チョン容疑者は犯行当日、自宅付近の銀行で預金の引き出しを試み、逃走資金を準備したのではないかとの疑惑が持たれていた。

チョン容疑者は今月14日午後9時ごろ、ソウル地下鉄2号線の新堂駅の女子トイレで駅舎内部の巡察をしていたAさん(28)をあらかじめ準備していた凶器で殺害した。犯行当時、チョン容疑者はAさんの居住地をうろつき、勤務地に押しかけ1時間10分ほど待っていたことがわかった。

チョン容疑者はソウル交通公社の入社同期として知り合ったAさんから性暴力犯罪の処罰などに関する特例法違反(カメラなどを利用した撮影・撮影物などの利用脅迫)とストーキング犯罪の処罰などに関する法律違反などの容疑で告訴され、裁判を受けていた。非拘束裁判を受けていたチョン容疑者は懲役9年を求刑され、宣告前日にこうした犯行を行ったとみられる。
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