「新堂駅殺人事件」の容疑者、「どうせ自分の人生は終わった」と陳述=韓国(画像提供:wowkorea)
「新堂駅殺人事件」の容疑者、「どうせ自分の人生は終わった」と陳述=韓国(画像提供:wowkorea)
ソウル・チュン(中)区のシンダン(新堂)駅で駅員が殺害された事件のチョン・ジュファン容疑者(31)は、被害者が合意してくれなかったため犯行を行ったと陳述していると伝えられた。

チョン容疑者は今月16日の令状実質審査を受ける直前に「(裁判について)合意(告訴取り下げ)ができなかった」と話し、「どうせ自分の人生は終わった」という趣旨の陳述をしていると、19日SBSが報道した。

これに先立ち、チョン容疑者は被害者に対し、ストーキング犯罪の処罰などに関する法律違反と性暴力犯罪の処罰などに関する特例法違反(カメラなどを利用した撮影)の容疑で在宅起訴、1審で懲役9年を求刑され、宣告を控えた当日に犯行を行った。

チョン容疑者は14日、ソウル地下鉄2号線の新堂駅の女子トイレで巡察中だったソウル交通公社の入社同期である20代の女性駅員を凶器で殺害した容疑で、16日に拘束された。

警察の捜査によると、チョン容疑者は犯行前に外側は黄色、内側は濃いグレーのリバーシブルのジャンバーを準備した。また、犯行当時には毛髪や指紋などの痕跡を残さないよう衛生帽子をかぶり、コーティング手袋を付けていた。

警察はこれとともに、チョン容疑者が犯行前に携帯電話を初期化した点を捜査をかく乱させるための目的だと判断し、デジタルフォレンジックを通じ携帯電話の中の資料を分析している。

当初、チョン容疑者は刑法上の殺人の容疑で拘束されたものの、補強捜査の過程で計画犯罪の可能性が浮上し、警察は特定犯罪加重処罰などに関する法律上の報復殺人に容疑を変更した。

ソウル警察庁は19日に身元公開委員会を開き、「チョン容疑者が事前に計画し、公開された場所で被害者を残忍に殺害するなど、犯罪の重大性と残忍性が認められる」とし、チョン容疑者の身元公開を決定した。
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