サムスン電子が開発したチップ=27日、ソウル(聯合)
サムスン電子が開発したチップ=27日、ソウル(聯合)
サムスン電子が、高性能モバイル電子タグリーダー用のワンチップソリューションの商用化に業界で初めて成功したと27日に明らかにした。来月からこの製品の量産を開始し、電子タグ市場攻略に力を入れていく考えだ。
 今回開発された製品は、無線通信信号処理チップ、ベースバンドモデム、プロセッサー、メモリーなどをひとつのチップにまとめたもので、900メガヘルツ帯域のUHF波(極超短波)周波数を使う。チップの大きさは6.5ミリメートル四方と業界最小で、動作時の電力消費も業界最低水準の850ミリワットとモバイル機器に最適化された製品だと同社は説明している。

 同社はこの製品を、着脱可能なドングル型電子タグリーダーに適用する計画で、今後はハンドヘルド(携帯)型と固定型のリーダーにも適用できるとしている。また携帯電話やデジタルカメラ、コンピュータ、冷蔵庫、電子レンジなどにも搭載が可能だという。


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