「韓国渓谷殺人」被害者につらい状況を唯一明かされていた友人、証人として出廷「2000万ウォンをあげるからイ・ウンヘと別れるように言った」(画像提供:wowkorea)
「韓国渓谷殺人」被害者につらい状況を唯一明かされていた友人、証人として出廷「2000万ウォンをあげるからイ・ウンヘと別れるように言った」(画像提供:wowkorea)
韓国「渓谷殺人」の被疑者イ・ウンヘ被告(31)が被害者で元夫ユン氏のクレジットカードで支払ったタクシー代だけで1か月200万ウォン(約20万円)だったという証言が出てきた。

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1日、インチョン(仁川)地裁は、殺人および殺人未遂、保険詐欺防止特別法違反未遂容疑などで拘束起訴されたイ・ウンヘ被告と共犯で交際相手のチョ・ヒョンス被告(30)の13回目の公判を行なった。

 検察は被害者ユン氏の高校の時の友人A氏を証人として呼んだ。A氏は、ユン氏が唯一、つらい状況を全て明かしたと言われている人物だ。

 A氏は「2000万ウォン(約200万円)をあげるから、イ・ウンヘと別れて」とユン氏に提案をした人物でもあり、この日の証人尋問のためにアメリカから韓国に来た。

 A氏は「イ・ウンヘがユンさんのクレジットカードでタクシー代だけで1か月200万ウォンを使った。カード代金の問題でユン氏が苦しんでいた」と証言。続けて「結局、ユンさんが自分の乗用車をイ・ウンヘに使わせた。それでタクシー代を節約したと言っていた」と振り返った。

 反対尋問で、被告人側の弁護人は「200万ウォンのカード代金を全て交通費だけに使ったことに間違いないか」と聞くと、A氏は「間違いない」と答え、「ユンさんは結婚してからイ・ウンヘに娘がいることを知った。それなのにユンさんが婚姻関係を維持した理由は、イ・ウンヘのことが大好きで、結婚すれば変わると思っていたからだ」と語った。

 ほかにも「ユンさんが経済的に苦しくてイ・ウンヘに貸す金がないと、イ・ウンヘの知人を通じて紹介された“マダム”から1000万ウォン(約100万円)の借金をした。利子だけで1日100万ウォン(約10万円)と言っていた」と主張した。

 被告人側の弁護人が「月給1000万ウォンで、1日の利子が100万ウォンなどありえない」と反論したが、A氏は「ありえないが、ユンさんはそう話していた」と答えた。

 最後に検察はA氏に「被害者が死亡する10日前、2000万ウォンをあげるからイ・ウンヘと別れるよう言ったのは事実か」と聞くと、A氏は「ユンさんがとてもつらそうで、その状況をよく知っていたので、イ・ウンヘと別れるつもりがあるなら、少しでも助けると言った。被害者のほうから金を貸してほしいと言ったのではなく、イ・ウンヘと別れるならつらい状況が少しでも変わるよう、私のほうから助けたいと思った」と答えた。

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