28日、法曹界によると、特検はチョン室長を24日、27日に続き31日午前10時に呼んで調査する方針を立てた。
チョン室長は昨年3月、イ中士のセクハラ事件発生当時、初動捜査の手抜きを指揮した疑い(職権濫用・職務有機)、国防部の押収捜索にあらかじめ備えたという「証拠隠滅」疑惑などを受けている重要容疑者である。
先に特検は24日にチョン室長を召喚して13時間、27日には午後2時から午前2時25分まで12時間ほど取り調べを行った。
特検はチョン室長に対し、事件当時、軍検察から受けた報告内容と具体的な捜査指揮過程や措置などを隠ぺいしたことなどについて集中的に尋問したが、チョン室長は「捜査過程に問題はなかった」という趣旨の陳述をしたことが分かった。
特検はチョン室長の3回目の取り調べ後に、拘束令状請求を検討するものと見られる。
空軍20戦闘飛行団所属だったイ中士は昨年3月2日、先任副社官からセクハラを受け、軍検察による捜査中だった同年5月21日に自ら命を絶った。
20飛行団軍検察はセクハラ事件が発生し、イ中士の死亡後も、一度も加害者の取り調べを行わなかった。事件を捜査した国防部は昨年10月に合計25人を刑事立件し15人を起訴したが、初動捜査を引き受けた20飛行団軍事警察・軍検事および軍検察を指揮・監督したチョン室長等指揮部は証拠不十分などで不起訴処分となっている。
今年6月に捜査を始めた特検は今月26日、イ・ソンヨン元空軍参謀総長を召喚したのに続き、空軍上層部への調査を本格化している。
特検の捜査期間は来月12日までだ。
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