多くの会社員は、年次有給休暇を会社規定日数の半分も使用していないことが分かった。オンライン就業サイトのサラムインが21日に明らかにしたところによると、会社員848人に対し休暇日数と使用状況について調査した結果、年次休暇日数は平均10日だったが、実際に使用した日数は平均5日にとどまった。
 休暇を使用していない理由(複数回答)は、「上司や同僚の目があるため」が53.7%で最も多く、会社の経営状態が良くない(12.2%)、人事査定に不利になりそうだから(11.0%)などが続いた。また、こうした状況については、権利を行使できないため悔しい(42.2%)、同僚も同じ状況なので我慢する(16.2%)などの声が挙がっている。

 一方、規定された休暇をすべて使用した会社員のほとんどは、会社側から特に反応はなかった(66.7%)と話しているが、嫌味などを言われた(10.4%)、業務で圧迫をかけられた(8.7%)という人もみられた。


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